木造阿弥陀如来坐像 もくぞうあみだにょらいざぞう

彫刻 / 鎌倉

  • 鎌倉
  • 1躯
  • 重文指定年月日:19710622
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 松尾寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

檜材、寄木造り、彫眼。来迎印を結んで坐る阿弥陀如来の等身像で、頭部内面に「アン(梵字)阿弥陀仏」の墨書銘があり、鎌倉時代初期の著名な仏師快慶の制作であることが知られる。快慶の作品は現存二十数例を数えるが、本像は彼の初期の作品らしく、溌溂とした若々しさがあふれており、その制作は建久頃(一一九〇年代)と考えられる。なお本像は昭和三十八年、初めてその存在が確認された新資料である。

木造阿弥陀如来坐像

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