太刀〈銘備前国長船兼光/延文元年十二月日〉 たち〈めいびぜんのくにおさふねかねみつ/えんぶんがんねんじゅうにがつひ〉

工芸品 / 南北朝

  • 備前国長船兼光
  • 南北朝 / 1356
  • 鎬造、庵棟、身幅広く重ね薄く、鋒延びごころに反りが比較的に浅い太刀姿。鍛小板目地沸つき、乱映立つ。刃文は湾れに互の目交じり、匂口冴え、小沸つき、足葉入る。帽子は乱込み、表やや尖り、裏は小丸やや長く返る。表に二筋樋-梵字-八幡大菩薩、裏に二筋樋-梵字二つ-三鈷剣を刻る。茎はわずかに先を切るがほぼ生ぶ。勝手下がりの鑢目つき。
  • 長68.1  反2.0 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19520329
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人蟹仙洞
  • 国宝・重要文化財(美術品)

いわゆる延文兼光と称する作風を代表するものであり、太刀で在銘の作は希有である。

太刀〈銘備前国長船兼光/延文元年十二月日〉

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