歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 室町
奈良時代から平安時代にかけて作られた「日本書紀」の読み方を注記した書で、これに甲乙丙丁の四本が知られているうち(新訂増補国史大系巻第八所収)、本書は乙本に属し、「応永本」あるいは「御巫本【みかなぎぼん】」として知られる。末尾の奥書により、応永三十五年(一四二八)平野神社の伝本を僧吉叟(八十一歳)が書写したものである。「日本書紀」の訓読研究上に貴重な史料である。
日本書紀〈自巻第三至第三十/(吉田家本)〉
先代旧事本紀
仲文集〈藤原定家筆/〉
藤原定家