興福寺五重塔 こうふくじごじゅうのとう

建造物 宗教建築 / 室町

  • 奈良県
  • 室町中期 / 1426
  • 三間五重塔婆、本瓦葺
  • 1基
  • 奈良県奈良市登大路町
  • 重文指定年月日:18971228
    国宝指定年月日:19520329
  • 興福寺
  • 国宝

興福寺五重塔 一基

 天平二年(七三〇)光明皇后の御願によって創建された塔で、のち数度の火災があり、現在の塔は応永十八年(一四一一)の火災後、同二十八年(一四二六)に心柱を立て、同三十三年(一四二六)に上棟されたものである。
 各重とも方三間、組物は三手先の五重塔で、内部においては心柱を初重まで通している。各部とも純粋な和様からなり木割は太く堂々としており、総高五〇メートル余で、現存遺構中教王護国寺五重塔(国宝)に次いで第二の高さをもつ五重塔である。当寺東金堂(国宝)ととも室町時代における純和様の代表的な例である。

【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

興福寺五重塔

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