短刀〈銘筑州住左/〉 たんとう〈めいちくしゅうじゅうさ〉

工芸品 / 南北朝

  • 南北朝
  • 平造、三つ棟、小振。鍛小板目肌最もよくつみ、地沸細かにつき、沸映り太刀冴える。刃文浅く湾れ互の目交じり、匂口冴えて小沸よくつき、足葉入り金筋かかる。帽子乱れ込み突き上げて尖り、強く返る。茎僅かに磨り上げ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔二、表に細鏨に力強く書き下し銘がある。
  • 身長22.7 反りほとんどなし 元幅2.1 茎長8.8 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19410703
    国宝指定年月日:19531114
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

相州正宗十哲の一人である大左の作である。僅かに磨り上げているが、なおその傑作の一口。筑州住左と書き下して銘することは、太刀の江雪左文字に見るだけで短刀には他に例がない。

短刀〈銘筑州住左/〉

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