短刀〈銘左/筑州住〉
たんとう〈めいさ/ちくしゅうじゅう〉
工芸品 / 南北朝
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左
- 広島県
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南北朝
- 平造、三つ棟、僅かに反る。鍛小板目最もよく約り、地鉄冴え、地沸つき、地景入る。刃文小湾れ互の目交じり、匂深く冴え、沸つき足入る。帽子強く突き上げて深く焼下げ、棟焼がある。茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違
目釘孔二、表目釘孔の下に一字、裏に細鏨銘がある。
- 身長23.6 反り僅か 元幅2.3 茎長8.8 (㎝)
- 1口
- ふくやま美術館 広島県福山市西町2-4-3
- 重文指定年月日:19340130
国宝指定年月日:19521122
登録年月日:
- 福山市
- 国宝・重要文化財(美術品)
初代左文字の最も代表的な出来で、地刃が健全である。相州伝の作風を示し、鍛に地景が細かに現れ、刃文は沸匂が深く、特に明るく冴えたのたれを焼き、帽子の刃文は鋭く突き上げて特色がある。地刃共に極めて明るく晴れ晴れとした名作である。
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