絵画 / 江戸
渡辺崋山(一七九三/寛政五-一八四一/天保一二)の肖像画はわが国肖像画の中にあって、新たな一面をひらいている。すなわち、南画の画法のうちに、陰影による立体感の表現などによって、像主の性格描写を追求している点、きわめて高く評価される。すでに「鷹見泉石像(東博保管)」を国宝に指定したが、本図はこれに次ぐ作例で、崋山が二十九歳の時、師でもあった碩儒佐藤一斎の五十歳を記念して完成された。
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絹本著色游魚図〈渡辺華山筆/〉
渡辺華山
紙本淡彩山水図〈彭城百川筆/延亨四年の年記がある/六曲屏風〉
彭城百川
紙本墨画及淡彩渡辺崋山像画槁〈椿椿山筆/〉
椿椿山