金銅宝塔 こんどうほうとう

工芸品 / 南北朝

  • 南北朝 / 1370
  • 1基
  • 重文指定年月日:19810609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 本法寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

方形基壇の上に円筒形の塔身を重ね、屋蓋【おくがい】・相輪【そうりん】を頂いた宝塔形の舍利容器【しやりようき】である。遺品として鎌倉時代の西大寺の金銅宝塔(国宝)、同鉄宝塔(国宝)が最盛期のものとして知られているが、その後次第に小形化し、あるいは変った形態のものが多くなる。これは鎌倉時代様式を強く伝えた南北朝時代の作であり、かつ金銅宝塔中、最も大形である。銘文にある雪江崇永【せつこうすうえい】は佐々木氏頼(一三二六~一三七〇)のことである。

金銅宝塔

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