工芸品 / 平安
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平安 / 1172
- 基壇、塔身、屋蓋、相輪の各部からなり、塔身と相輪とは鋳製であるが、屋蓋は木製でその上を銅板葺き(二面銅板亡失)とする。基壇は上辺の銅板のみを損して以下を失う。塔身は瓶形をなし、正面入り口の扉板には天部立像の線刻があるが、この扉板は後補である。また塔身の後面に造塔の銘文が陰刻される。
め
- 総高40.3 (㎝)
- 1基
- 重文指定年月日:19380826
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 防府天満宮
- 国宝・重要文化財(美術品)
銘文中に一尺三寸とあるのは、基壇を除いた高さを示し、太上法皇は後白河法皇をさす。平安時代の紀年銘がある小宝塔として、姿態極めて秀麗である。塔身の内部に珠玉が安置されているが、後のものである。