歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
両通とも、叡尊(一二〇一~一二九〇)が法花寺にあてた自筆書状である。第一通は、弘長二年(一二六二)叡尊が鎌倉滞在中の消息を伝えたもので、末に「叡尊」の自署と「法花寺」の充所がある。第二通は洛西嵯峨在留中の動向を伝え、叡尊が建長元年(一二四九)三月嵯峨清凉寺の釈迦像を模作させていた折のものかと推測される。両通とも紙背に理趣経の摺写があり、もと法華寺に伝来し、叡尊の滅後、消息経として供養にあてられたものである。共に叡尊の事蹟を明らかにして史料的にも価値が高い。
叡尊自筆書状〈四月十日/法花寺宛〉
法華寺縁起類
高弁夢記〈建永二年、承元三年、建暦元年/自筆本〉