蒟醬技術記録 (1)盆
きんまぎじゅつきろく (1)ぼん
工芸技術 漆芸 / 昭和以降
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磯井如真
(1883~1956)
- いそい じょしん
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昭和28 / 1953
- 籃胎(木、竹)漆塗、蒟醬
- 厚2.1 22.7×33.4
- 一式(15点組)
- 文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
- 国(文化庁)
蒟醬は、漆芸の装飾技法の一つで、漆地を蒟醬剣(彫刻刀)で彫り、彫溝に色漆を埋めて研ぎ出し、文様を表す技法である。江戸時代末期以来、現在の香川県高松市で盛んになった。
この技術記録は、「蒟醬龍文盆」の制作工程見本である。檜材の木枠に網代を組み込んだ籃胎素地の製作に始まり、布着せ、下地、漆塗、蒟醬彫り、色入れ、炭研ぎ、磨きを経て完成に至る15工程を示している。
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