建造物 宗教建築 / 室町
円証寺は筒井順廣の父、順昭の菩提寺として天文十九年(一五五〇)に奈良につくられた寺で、境内にある順昭の墓碑の五輪塔はすでに重文に指定されている。本堂は方三間堂で、組物は舟肘木の簡素な堂である。 細部に室町時代末期の意匠が駆使されており、奈良市内に残る中世仏堂として重要なものである。
長弓寺本堂
當麻寺薬師堂
霊山寺本堂