刀〈無銘義弘(名物富田江)/〉
かたな〈むめいよしひろ(めいぶつとみたごう〉
工芸品 / 南北朝
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義弘
- 東京都
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南北朝
- 鎬造、庵棟、中鋒少し延びる。鍛小板目最もよく約み、地沸厚く地斑ごころ交じる。刃文浅い湾れに互の目交じり、足葉よく入り、匂深く小沸つき、金筋ところどころにかかり、地刃ともに明るく冴える。帽子表乱込み、先大丸。茎大磨上、先栗尻、鑢目勝手下がり(新)、目釘孔二。
- 身長64.8 反1.4 (㎝)
- 1口
- 東京都目黒区駒場4-3-55
- 重文指定年月日:19360918
国宝指定年月日:19560628
登録年月日:
- 公益財団法人前田育徳会
- 国宝・重要文化財(美術品)
現存する江義弘の作中で、出来と健全さの両面から稲葉江と双璧をなすものであり、江戸時代には江戸第一の称があった。享保名物牒によると、もと富田左近が所持したことから富田江の号があり、後に豊臣秀吉の所有、その後秀吉の遺物として前田利長がもらったものと伝える。