工芸品 / 鎌倉
- 京都府
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鎌倉 / 1210
- 1口
- 京都府宇治市東笠取別所出35
- 重文指定年月日:19760605
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 称名寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
鋳銅。肩よりゆるい曲線で広がり、中帯上辺より垂直に下る。竜頭は火焔蓮珠付の扁平で小さな宝珠を頂き、左右双頭が笠形上面を噛んでいる。乳の間は広く、四段四列に配し池の間一区に銘文を鋳出している。
この鐘はもと和泉国一宮大鳥神社にあり、次いで山科勧修寺八幡に移り、更に現在の称名寺に来たものである。撞座や竜頭など彫刻性の高い表現がなされ、鎌倉時代前期の特色が強く、製作の優れたものである。