建造物 宗教建築 / 平安
室生寺五重塔 一基 室生寺は宝亀末年から延暦初年(七八〇~七八二)の頃に室生竜穴神の神宮寺として創立されたところである。塔は様式手法よりみて平安時代初期までに建立されたものと認められるから、寺の創建後、ほどなく建立されたと思われる。高さ一五メートル余の檜皮葺の小塔であるが、全体の形態もよく、組物は正規の三手先となっている。また相輪はほかに類例のない意匠をもっている。【引用文献】『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
室生寺金堂
室生寺本堂(灌頂堂)
興福寺五重塔