金剛頂瑜伽経 巻第一、第二 こんごうちょうゆがきょう まきだいいち、だいに

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 平安

  • 平安時代
  • 紙本墨書 巻子装
  • 2巻
  • 重文指定年月日:20070608
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 勧修寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

『金剛頂瑜伽経』は唐の不空(七〇五~七七四)が翻訳した密教経典で三巻からなる。『大日経』とならんで「両部の大経」とされ、金剛界曼荼羅はこの経典に基づくものである。巻第一、第二に永承五年(一〇五〇)の訓点がある。訓点は浄光房点の創始者とされる頼尊(一〇二五~一〇九一)が自筆にて白書で加点したものである。
 『金剛頂瑜伽経』の加点本としても古い遺例で、経典訓読の様相を伝える古写本として国語学史上貴重なものである。

金剛頂瑜伽経 巻第一、第二

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