短刀〈銘光包(名物乱光包)/〉
たんとう〈めいみつかね〉
工芸品 / 鎌倉
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光包
- 東京都
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鎌倉
- 平造、庵棟、内反やや寸延びの短刀。鍛板目肌やや流れごころに地沸つき、棟寄りの白けごころあがある。刃文互の目、総体に逆がかり、足入匂深く小沸つく。帽子乱れ込み先尖りて返る。彫り物表裏刀樋掻流し。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二、目釘孔の下中央に細鏨大振りの二字銘がある。
- 身長29.2 内反 元幅2.5 元重0.7 茎長9.8 (㎝)
- 1口
- 墨田区横網1-12-9
- 重文指定年月日:19590627
国宝指定年月日:
登録年月日:
- 国宝・重要文化財(美術品)
近江国根本中堂に住したという光包の作。光包は来国俊の門人で備前長光にも学んだと伝えられる。本短刀は享保名物帳にある乱光包で、常にみる同工の作とは全く趣が異なり、ほとんど備前景光などをみるようなできである。乱刃の出来であることからこの号がある。