木造観音菩薩立像 もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう

彫刻 木像 / 平安

  • 平安
  • 1躯
  • 重文指定年月日:20080710
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 明王寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

9世紀に遡る一木彫像で、肉身部にはたっぷりとした量感があり、衣文や装身具を細やかに彫出するなど、堂々とした優れた作風を示す。後世に改変されているが、当初は両足下の台座の一部まで本体と共木で造り出されていたと考えられ、一木造に対する強い意識が感じられる。明王寺は奈良時代の奈良の僧報恩大師(~795)草創の備前四十八ヶ寺の1つで、本像は平安時代前期における奈良と地方造像との関係を考える上でも重要である。

木造観音菩薩立像

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