烏土塚古墳 うどづかこふん

史跡 古墳

  • 奈良県
  • 生駒郡平群町
  • 指定年月日:19710730
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

S45-5-117[[烏土塚古墳]うどづかこふん].txt: 近畿日本鉄道信貴・生駒線竜田川駅の西方丘陵部に位置する前方後円墳である。墳丘の全長は約65メートル、後円部径約32メートル、高さ約6メートル、前方部との比高は約2メートルある。
 後円部の南に開口する横穴式石室は巨石で築かれ、玄室は長さ約6メートル、幅約2.1メートル、高さ約4.4メートルの両袖式の形態である。羨道部は長さ約8.2メートル、幅約2.1メートルあり、その中央には暗渠式排水溝が布設されている。また玄室には、凝灰岩質の組み合わせ式家形石棺が置かれ、羨道部からも石棺の底が検出されているほか、出土遺物には4獣鏡・大刀・金銅装馬具・玉類・須恵器など豊富であり、巨石古墳の中では出土遺物の明らかな稀少例とされる古墳である。

烏土塚古墳

ページトップへ