歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 室町
本書は荒木田氏経(1402~1487)が伊勢内宮祢宜在任中の55年間にわたり、職務上関わった発給、受給文書の正文や案文類を年次を追って書き留めた自筆本である。1300通余りを収載した文書集としての性格をもつもので、文書授受の機能を具体的に知りうる史料である。文書授受を通して、朝廷、幕府、北畠氏らとの関係性が明確になり、文書類の残存状況の少ない神宮や伊勢国内の情況を考察する上でも重要な史料であり、その学術的な価値が高い。
氏経卿神事記
荒木田氏経
二階堂家文書(四百七十六通)
神鳳鈔