歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 室町 安土・桃山
岡部氏は、平安時代後期に、駿河国岡部郷(藤枝市仮宿地域)に住んだのがルーツといわれる、本市ゆかりの武士の一族で、そのうち江戸時代には相馬藩家老として仕えたと伝わる家系に代々伝わった古文書5通(天文5年(1536)から天正5年(1577))。
戦国時代の文書がまとまって伝来することは珍しく、特に、今川義元が家督を継ぐ契機となった、市内の花倉城を舞台とする「花蔵の乱」についての記述が見える文書が含まれる点が重要で、本市にとって重要な歴史資料である。