彫刻 その他 / 明治 安土・桃山 江戸 室町 鎌倉 南北朝
- 佐賀県
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鎌倉時代
- 円形銅板には覆輪を設け、上部左右に紐を掛ける花形鐶座と吊鐶が付く。像容は光背を背に、頭部に10の頭上面をいただき、合掌する真手と腹前で宝鉢を持つ両手の他に、9本4列36本の脇手を合わせて40臂とし、足は左足を上にして結跏趺坐している。台座は蓮弁をつけた蓮華座としている。光背は頭部と体部にそれぞれ輪光を配している。
千手観音像本体は、頭部・体部・脚部を一鋳でつくり、頭部の9つの頭上面は別鋳で髪部に挿し込む。千手のうち合掌手と宝鉢を持つ手の上膊はそれぞれ左右で一鋳、前膊は左右で一鋳、脇手は9本を一単位として縦長の銅板に並べて打ち付けている。
- 1面
- 佐賀県佐賀市城内1-15-23
- 神埼市指定
指定年月日:29190924
- 丙太田地区
- 有形文化財(美術工芸品)