彫刻 / 江戸
「止動方角(しどうほうがく)」の馬、「横座(よこざ)」の牛、「蟹山伏(かにやまぶし)」の蟹の精などの役に用います。賢徳面の成立は古く、文亀4年(1504)銘の遺品が知られます。視線を上または横にそらし、鼻脇をえぐって、上の歯で下唇を噛むのが定型です。この面は狂言面としてが滑稽味(こっけいみ)が少なく、尋常な人間の顔と似ています。
狂言面 祖父
狂言面 尼
「團松打」金泥書
狂言面 武悪