樹下双獅子図 じゅかそうししず

絵画 日本画 / 江戸

  • 鉅鹿民部  (1728-1774)
  • おおがみんぶ
  • 江戸時代 / 18世紀後期
  • 絹本著色
  • 110.8×40.7
  • 1幅

鉅鹿民部は長崎出身で、中国の廟堂音楽である明楽を日本に普及したことで知られるが、同時に沈南蘋風花鳥画の画家としても活躍し、これまで九点の作品が確認されていた。民部の作品としては新出の本作品には、十七世紀前期にルーベンスが描いた作品に端を発するライオンの図像の影響が垣間見える。

参考文献:
・展覧会図録『日中歴史海道2000年』 神戸市立博物館 1997年
・成澤勝嗣「鉅鹿民部(魏皓)の画業」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第3分冊 早稲田大学大学院文学研究科 2009年
・塚原晃「資料紹介 鉅鹿民部筆『樹下双獅子図』」『神戸市立博物館研究紀要』39、2024
【長崎ゆかりの近世絵画】【江戸の絵画】

樹下双獅子図 じゅかそうししず
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