塩川文麟(1808~77)は四条派の岡本豊彦の門人。同門に田中日華・柴田是真がおり、幸野楳嶺は文麟の高弟。桜の嵐山・雪の平等院という画題は文麟自身よく描いたもので、屏風大画面を少しの破綻もみせずに描き切っている。近代京都画壇の基礎を築いた文麟らしいケレン味のない悠々たる作品。
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京名所貼交屏風
平等院雪景図屏風
塩川文麟
仙洞御苑春景図
幸野楳嶺