狩猟文八稜鏡 シュリョウモンハチリョウキョウ

  • 唐時代・8世紀
  • 径16.3cm:縁高0.8cm
  • 1面

八稜形の鏡形は、唐代になって出現したもので、鏡背には余白を大きく取りつつ様々な具象的意匠が描かれる。本鏡の主文、馬に乗り槍をもって山羊や猪など獲物を追う人物の図様は、円鏡にもしばしば見られ、また同時期の金銀器にも事例が多い。遠くペルシャや中央アジアの騎馬民族工芸に端を発し、中国で開花した銅鏡意匠である。

狩猟文八稜鏡 シュリョウモンハチリョウキョウ
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