工芸品 / 唐
- 京都府
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唐
- 田相部は現状茶地大花文綾を二幅に仕立て、縁および裏に紫地唐花文綾地綾(袈裟裏裂と同じ)を用い、裏は二幅とし、黒を主色とする雑色の角打輪形を一カ所に設ける。
- 長180.0 幅86.3 (㎝)
- 1領
- 京都国立博物館 京都府京都市東山区茶屋町527
- 重文指定年月日:19530331
国宝指定年月日:19531114
登録年月日:
- 宗教法人教王護国寺
- 国宝・重要文化財(美術品)
空海がその師恵果阿闍梨から伝領したと伝えられるもので、国宝「海賦蒔絵袈裟箱」に納められていたことが『養和二年後七日御修法記』に記される。
現存の条葉と縁の綾は当初のものと見られるが、裏地は後補である。袈裟の名称については、『東宝記』などに諸説があるが未だ定説を見ない。
袈裟の田相部の綴織、横被の大花文綾は唐代染織の様相を伝えるものとして、また弘法大師将来の資料としても貴重である。