宋版石林先生尚書伝〈自巻第一至第四/〉
そうはんせきりんせんせいしょうしょでん
概要
宋代の文人葉夢得(号石林先生)の尚書注釈書「尚書伝」二十巻(六冊)中の第一冊で序より巻第四までを収む。序に続いて「紹興己卯(廿九年)仲夏」の木記がある。本書は古今の書目に見えない孤本であり、刊記を有する南宋初期刊本として貴重である。なお大東急記念文庫本(重文、巻第五~二十)五冊は、もと本書と一具にして当寺に伝来していたもので、本書によってその刊行年次が明らかにされる。
所蔵館のウェブサイトで見る
国指定文化財等データベース(文化庁)