江天遠意図  こうてんえんいず

絵画 / 室町 / 日本 

伝周文筆・大岳周崇他11僧賛
しゅうぶん・だいがくしゅうすう
日本
室町時代
紙本墨画淡彩
縦116.4㎝ 横32.8㎝
一幅
東京都港区南青山6-5-1
根津美術館
重要文化財

図上に大岳周崇ほか11人の禅僧が着賛する典型的な詩画軸である。詩画軸とは、画中に多くの漢詩文をともない、そこに詩画一致の世界を形成する画軸。禅宗の社会における隠逸思想と文雅の気風とがあいまって、相国寺(しょうこくじ)の画僧周文(しゅうぶん)らを中心に、ことに応永年間(1394〜1428)に盛行した。平遠とよばれる構図法による画面は現実感にあふれ、孤舟をつなぐ柴門(さいもん)の茅屋(ぼうおく)に松声を聴きつつ、江水(こうすい)を隔てた遠山を望む書斎生活の楽しさを詩画ともに詠(うた)っていて趣深い。伝称筆者周文の作とすれば、応永26年(1419)以前のもっとも早い時期の作例となる。

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