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三角旧港(三角西港)施設 埠頭

みすみきゅうこう(みすみにしこう)しせつ ふとう

概要

三角旧港(三角西港)施設 埠頭

みすみきゅうこう(みすみにしこう)しせつ ふとう

近代その他 / 明治 / 九州 / 熊本県

熊本県

明治/1887

石造埠頭、延長756m
岸壁(階段付)、エプロン(係船柱付)、法面(階段付)及び斜路よりなる

1所

熊本県宇城市三角町三角浦字瀬戸

重文指定年月日:20021226
国宝指定年月日:

国(国土交通省)・熊本県・三角町

重要文化財

三角旧港(三角西港)施設は,宇土半島の北西端に位置している。
 内務省雇オランダ人技師ムルデルの計画及び設計に基づき,内務省の補助事業として,明治20年6月に竣工した。
 施設は,海岸線に対して平行に築かれた埠頭,海に注ぎこむ排水路,排水路上に架かる道路橋よりなる。
 わが国最初期の本格的近代港湾施設で,港湾背後の土地利用計画の骨格をなす道路及び排水施設が,オランダ人による近代的手法を駆使して一体的に整備された都市基盤施設であり,歴史的に価値が高い。
 また,西欧式の設計に基づき,熊本で伝統的に培われた高度な石造技術が遺憾なく発揮された大規模土木構造物として,土木技術史上,重要である。

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