久田見の糸切りからくり
くたみのいときりからくり
概要
四月四日、五日(四月の第一土曜日、日曜日)に行なわれる白鬚神社・神明神社(岐阜県加茂郡八百津町)の祭礼の際に、花山車の上で演じられるからくり人形である。関ヶ原合戦後、久田見を領した稲葉方通によってこの祭がはじめられ、からくり人形もはじめられたと伝えられている。
屋台や山車などの上で行なわれるからくり人形は全国各地にあるが、久田見の糸切りからくりは、二輪の花山車であるのが特色で、このためからくり人形の仕掛けも特殊になっている。操り師の引く糸は「うけひ」(第一台座)で歯車に接続し、基盤台(第二台座)の歯車を経て、「からくり台」(最上の台座)まで歯車で接続され、人形は別に肢体をからくり糸で動くように作られている。繰り師と人形を結ぶ糸は歯車によって一旦切られているので、これを糸切りからくりと呼んでいるのである。からくり機構の一つの形式を示すものとして貴重である。
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国指定文化財等データベース(文化庁)