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正八幡宮 楼門及び庁屋

しょうはちまんぐう ろうもんおよびちょうや

概要

正八幡宮 楼門及び庁屋

しょうはちまんぐう ろうもんおよびちょうや

宗教建築 / 江戸 / 中国・四国 / 山口県

山口県

江戸中期/1740

楼門 桁行一間、梁間一間、楼造、入母屋造、向拝一間、唐破風造
左右庁屋 各桁行五間、梁間一間、一重、切妻造、
     背面両端突出部 桁行二間、梁間二間、一重、切妻造
総檜皮葺

1棟

山口県山口市秋穂町西

重文指定年月日:19890902
国宝指定年月日:

正八幡宮

重要文化財

正八幡宮は、弘仁五年(八一四)に外敵侵攻に対する護りとして宇佐から八幡神を勧請したのをそのおこりとし、文亀元年(一五〇一)に大内義興によって現在地に移された。現在の社殿は、毛利宗広が元文五年に建立したもので、本殿、拝殿、楼門及び庁屋で構成されている。
 本殿は規模の大きな三間社流造で、各部に用いられた彫刻等は質が良い。
 拝殿は、本殿の前に接して建つ畳敷の建物で、後方に張り出し部をもった比較的簡素な建物である。
 楼門は、柱間一間の楼造形式で、正面に唐破風造の向拝をつけ、扉を設けない。この左右に拝殿を囲むような形の庁屋(翼廊)が取り付く。
 正八幡宮は、この地方に独特な楼門および庁屋をもち、同時代に建てられた本殿、拝殿がそろっており、山口県の近世神社建築の代表例として貴重な存在である。

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