1854年Alexander von Humboldt（アレクサンダー・フォン・フンボルト）の推薦でHermann、Adolf、Robert（ヘルマン、アドルフ、ロベルト）の三人はイギリス東インド会社に招かれてデッカン高原及びヒマラヤ山脈方向の調査を行うこととなり、1857年までカラコルム、崑崙山脈方面を旅行した。Hermann(ヘルマン）とRobert（ロベルト）は1857年帰国の途に就いたが、中央アジアに残って探検を続けていたAdolf（アドルフ）は、同年8月26日カシュガルのアミールに殺された。本書はHermann(ヘルマン）とRobert（ロベルト）が彼等の探検の成果を報告したものであるが、極めて奇覯とされ、ことにそれに収められたスケッチ類は山岳人の垂涎措く能わざるものがある。5volｓのうちPart1、2。