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旧三井家下鴨別邸 茶室

きゅうみついけしもがもべってい ちゃしつ

概要

旧三井家下鴨別邸 茶室

きゅうみついけしもがもべってい ちゃしつ

住居建築 / 大正 / 近畿 / 京都府

京都府

大正

木造、建築面積三五・五九平方メートル、切妻造、西面渡廊下付、桟瓦葺及び銅板葺

1棟

京都府京都市左京区下鴨宮河町58番2

重文指定年月日:20110620
国宝指定年月日:

重要文化財

 旧三井家下鴨別邸は、賀茂(かも)御祖神社の南側に所在する。大正14年に、明治13年建築の木屋(きや)町別邸の主屋を移築し、あわせて玄関棟を増築し完成した。
 主屋は、三階に望楼をもつなど開放的なつくりで、簡素な意匠でまとめられている。また玄関棟は、和風意匠を基調としつつ椅子坐式の室内構成として天井を高くするなど、近代的な趣をもつ。茶室は、次の間に梅鉢型窓と円窓を開けるなど特徴ある意匠になる。
 旧三井家下鴨別邸は、近代京都で最初期に建設された主屋を中心として、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており、高い歴史的価値を有している。

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