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早川家住宅 西ノ庫

はやかわけじゅうたく にしのくら

概要

早川家住宅 西ノ庫

はやかわけじゅうたく にしのくら

住居建築 / 明治 / 中部 / 岐阜県

岐阜県

明治/1896

土蔵造、建築面積八二・五七平方メートル、二階建、桟瓦葺
附・井戸屋形 一棟
  木造、建築面積一八・八九平方メートル、桟瓦葺
 ・表門 一対
  石造柱門、間口二・六メートル、南北袖塀附属、桟瓦葺
 ・裏門 一棟
  一間薬医門、桟瓦葺
 ・甲門 一棟
  一間腕木門、鉄板葺
 ・高塀 四棟
  洋館北方 折曲り延長三六・五メートル、土塀、桟瓦葺、便所附属
  辰巳庫北方 延長六・四メートル、土塀、桟瓦葺、納屋附属
  下男部屋南方 延長三・八メートル、土塀、桟瓦葺、便所附属
  西ノ庫南方 折曲り延長九九・九メートル、土塀、桟瓦葺、小屋附属
 ・普請関係資料 六八点

1棟

岐阜県海津市平田町三郷字村中一〇八八番地一

重文指定年月日:20190930
国宝指定年月日:

重要文化財

早川家住宅は木曽三川下流域の輪中地帯に所在する豪農の住宅である。明治24年の濃尾地震で被災した後に再建に着手し,同37年に全体が完成した。主屋は木造平屋一部2階建で,重厚な式台を構えて高い格式を備え,内部は吟味された材料と優れた工芸技術により,室毎に趣向を変えた洗練された意匠とする。構造には独自の耐震対策を施し,水害対策として石垣で地盤をかさ上げし,さらに高い石垣上に飯米庫や西ノ庫を建てる。濃尾平野西部における意匠優秀な近代住宅として価値が高い。

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