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「大日本老樹番附」

だいにほんろうじゅばんづけ

概要

「大日本老樹番附」

だいにほんろうじゅばんづけ

有形民俗文化財 / 大正 / 富山県

東京農科大学造林学教室(本多静六)編纂、三浦書店発行

とうきょうのうかだいがくぞうりんがくきょうしつ ほんだせいろく へんさん みうらしょてんはっこう

富山県高岡市

大正2年4月23日印刷、同年同月26日発行/1913年

紙・印刷(1色)

28.8㎝×20.0㎝

1

富山県高岡市古城1-5

1-03-137

高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

 老樹名木の保存を普及するために作られたもの。相撲の番付に見立てた、「見立番付」の一種であり、東西に分けられているが、地理的なものではない。東は闊葉樹(広葉樹)、西は針葉樹であり、朝鮮と台湾も含まれている。
 針葉樹の大関(最高位)は朝鮮の北来里ノ大公孫樹で、関脇は高岡七本杉(幹回りは6丈6尺≒20m、樹高20余間≒36m、樹齢は千年余、所在は富山県高岡市末広町)。これは長らく高岡の名物であったが、駅前にあり人や車の通行量が増えたので、昭和2年に伐採された。
 これを編纂した、日本最初の林学博士で「公園の父」こと、本多静六は、高岡七本杉を国内で一番の針葉樹であると評価したということになる。

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