文化遺産オンライン

美郷町備長炭製炭技術保存会の備長炭製炭

みさとちょうびんちょうたんせいたんぎじゅつほぞんかいのびんちょうたんせいたん

概要

美郷町備長炭製炭技術保存会の備長炭製炭

みさとちょうびんちょうたんせいたんぎじゅつほぞんかいのびんちょうたんせいたん

無形民俗文化財 / 九州 / 宮崎県

宮崎県

美郷町

美郷町指定
指定年月日:20210225

無形民俗文化財

本県は和歌山県、高知県と並ぶ備長炭の三大生産地とされる。美郷町は江戸時代からの主要な生産地であり、明治時代以降も他地域の技術を取り込み、製炭法や窯の改良を行うことで、独自の製炭技術の確立に努め、品質の向上や増産を図ってきた。美郷町では和歌山、高知で使用されているウバメガシが希少であるため、自生するアラカシを原木に使用している。昭和30年代に愛知県から導入した小窯を使用して、窯内の温度を徐々に上昇させて原木を十分に乾燥させ、約1か月かけて炭化・硬化させる製法を用いている。この製炭技術を継承し、後継者を育成することを目的として、平成26年に美郷町備長炭製炭技術保存会が結成され、Iターンなど県外からの就労者も積極的に受け入れながら製炭を続けている。

関連作品

チェックした関連作品の検索