糸女宛琴女賞与状
いとじょあてことじょしょうよじょう
概要
糸女宛琴女賞与状
いとじょあてことじょしょうよじょう
28.0×40.5(cm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号90157-21
河竹黙阿弥関連資料
解説:吉田弥生(フェリス女学院大学教授)
独立行政法人日本芸術文化振興会
明治28年(1895)4月24日付の賞与状。黙阿弥の妻「伊藤こと」より長女の「吉村いと」へ宛てたもの。「証人」として立ち会った「金子源蔵」は琴女の弟である。糸女が16歳のときに仏門に入りたいというのを思いとどまらせ、その後は生涯夫を持たずに父母を見届け、黙阿弥の相続者を望んでつとめたことに謝意を表し、本所の土地を譲る旨が記される。