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旧伊藤家住宅 表物置

キュウイトウケジュウタク オモテモノオキ

概要

旧伊藤家住宅 表物置

キュウイトウケジュウタク オモテモノオキ

住居建築 / 九州 / 福岡県

福岡県

明治/1906

土蔵造、建築面積三六・四八平方メートル、二階建、桟瓦葺

1棟

福岡県飯塚市幸袋三〇〇番地

重文指定年月日:20201223
国宝指定年月日:

飯塚市

重要文化財

旧伊藤家住宅は,飯塚市街の北方,遠賀川左岸に位置する。筑豊の炭鉱経営者伊藤傳右エ門の本邸として,明治31年代から建設が始まり,昭和時代初期まで増改築を重ねた。
主屋は,南西の玄関から北へ廊下を延ばし,北の庭園に向かって,本座敷,主人居間及び東座敷(夫人居間)を東方に,食堂,台所などを西方に配置する。複雑な平面は屋根の構成に変化を与え,庭園からの見返しに興趣ある景色を供している。本座敷は簡明広壮な書院座敷,応接室は重厚な洋風意匠とし,豊かな接客空間を有する。土蔵や事務所,長屋門などの付属建物も上質で,意匠優秀な和風住宅として高い価値が認められる。

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