放生津八幡宮祭の曳山・築山行事
ほうじょうづはちまんぐうさいのひきやま・つきやまぎょうじ
概要
本件は、富山県射水市にある放生津八幡宮の秋季祭礼に行われ、13基の曳山が市内を揃って巡行する「曳山行事」と、放生津八幡宮の境内に臨時の山を置き、神仏の人形などを飾る「築山行事」から構成される。江戸時代を通じて、この2つの「山」行事が伝承され、現在に至る。
曳山行事は、昼間は、花傘や人形などで美しく飾られた「花山」、夜は、四方を数多くの提灯で四角く囲んだ「提灯山」となり、旧新湊市街地を賑やかに巡行する。
一方、築山行事は、山に見立てた雛壇様の築山台に海上から神霊を迎えて祀った後、主神と四天王の人形を安置し、その前方に、飾人形と称して、地域ゆかりの人物や歴史に取材した場面を、毎年趣向を凝らして表現し、一般に公開する。