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旧紫波郡役所庁舎

きゅうしわぐんやくしょちょうしゃ

概要

旧紫波郡役所庁舎

きゅうしわぐんやくしょちょうしゃ

近世以前その他 / 明治 / 東北 / 岩手県

岩手県

明治/1898

木造、2階建、寄棟造、鉄板葺、正面玄関ポーチ付

本屋:桁行12.79m、梁間7.32m、玄関ポーチ:桁行2.80m、梁間2.73m

1棟

紫波郡紫波町日詰字西裏23番地1

岩手県指定
指定年月日:20210409

紫波町

有形文化財(建造物)

旧紫波郡役所庁舎(以下、郡庁舎とも称す)は、岩手県における郡制施行後の明治31年(1898)3月に建設され、紫波郡1町14箇村の郡行政の中心として機能したものの、建築創建の経緯や設計者、施工者、工事の内容などについては史資料に欠き詳らかでない。
 大正12年(1923)3月の郡制廃止後は、県の出入機関的な機能を担った。大正15年6月の県内各所の郡役所閉鎖に伴い、郡庁舎も郡役所としての業務を停止している。昭和2年(1927)になると県は日詰町に建物を無償で貸し付ける。これにより日詰町は同町の公会堂として郡庁舎を使用したという(昭和4年頃に至り、県は郡庁舎を日詰町に払い下げている)。その後第二次世界大戦終戦まで、郡庁舎は郡農業会紫波支部、県生産農業連合会支部などといった農業関係の事務所として使用され、終戦後は県教職員組合紫波支部、紫波農業改良普及所などの公共出先機関の事務所として使用された。
 以上のように、郡庁舎の建物機能は時代を経る中で変化したが、昭和30年(1955)4月の町村合併で紫波町が誕生すると、建物は町役場庁舎として使用され、昭和38年2月の新役場庁舎竣工を機に、庁舎の第一会議室、同第二会議室のほか、町職業訓練協会ならびに紫波高等職業訓練校、町社会福祉協議会の事務所として使用されるようになった。
平成27年(2015)に現在の役場庁舎建設が完成すると、町は役場機能のすべてを同庁舎に移転し、郡庁舎は役所としての建物機能を終了し今日に至っている。

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キーワード

紫波 / 庁舎 / 役場 / 日詰

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