風蕭々兮易水寒
かぜしょうしょうとしてえきすいさむし
概要
風蕭々兮易水寒
かぜしょうしょうとしてえきすいさむし
「風蕭々として易水寒し 壮士ひとたび去って復た還らず」(司馬遷『史記』)にちなむ。刺客・荊軻が秦王(後の始皇帝)暗殺に向かう際に詠んだ詩で、二度と戻らないという壮士の覚悟が表されている。旅立つ荊軻を見送る人物たちを、犬に置き換えて描くという暗示的な画面構成は、大観らしい表現の工夫といえるだろう。類似作品(東京国立近代美術館蔵)は大観の最後の院展出品作となった。
かぜしょうしょうとしてえきすいさむし
風蕭々兮易水寒
かぜしょうしょうとしてえきすいさむし
「風蕭々として易水寒し 壮士ひとたび去って復た還らず」(司馬遷『史記』)にちなむ。刺客・荊軻が秦王(後の始皇帝)暗殺に向かう際に詠んだ詩で、二度と戻らないという壮士の覚悟が表されている。旅立つ荊軻を見送る人物たちを、犬に置き換えて描くという暗示的な画面構成は、大観らしい表現の工夫といえるだろう。類似作品(東京国立近代美術館蔵)は大観の最後の院展出品作となった。
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