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桜菊金銀珊瑚歩揺簪

さくらきくきんぎんさんごびらかんざし

概要

桜菊金銀珊瑚歩揺簪

さくらきくきんぎんさんごびらかんざし

その他 / 明治

明治時代/19世紀

真鍮・珊瑚

14.0cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-241

独立行政法人日本芸術文化振興会

真鍮製銀色絵、二本足の歩揺簪で向差しとして使用するための形状になっている。飾りは銀・珊瑚で大きな桜の花弁に菊の折枝が付き、珊瑚玉と銀製管形の歩揺飾りが下がる。歩揺簪は寛政年間に流行し、鎖の先に蝶や鳥・小鈴などを付けて、歩くたびに揺れ動いて音がするようにしたもので、主に上流階級で用いられて華美を極めた。文化・文政頃に江戸で廃れ、その後上方でも廃れて文久頃には全く絶えたとされるが、実際には近年まで作られ、使用されていた。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

/ 珊瑚 / / 廃れる

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