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北海道・函館市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))函館公園こどものくに空中観覧車北海道函館市青柳町17

函館公園こどものくに空中観覧車

函館公園こどものくににある観覧車。二本の支柱間に直径八メートルのホイールを取り付け、その外周に八台のゴンドラを吊り下げる。ホイールは二本背合せの山形鋼を放射状に配し、外周と中間二か所を山形鋼で八角形に繋ぐ。国内現存最古の観覧車として希少。

国指定文化財(重要無形民俗文化財)松前神楽北海道函館市,小樽市,北斗(ほくと)市(し),松前町(まつまえちょう),福島町(ふくしまちょう),知内(しりうち)町(ちょう),木古内町(きこないちょう),七飯町(ななえちょう),鹿部町(しかべちょう),森町(もりまち),八雲町(やくもちょう),長万部町(おしゃまんべちょう),今金町(いまかねちょう),せたな町(ちょう),島牧村(しままきむら),寿都町(すっつちょう),黒松内町(くろまつないちょう),蘭越町(らんこしちょう),喜茂別町(きもべつちょう),京極町(きょうごくちょう),倶知安町(くっちゃんちょう),共和町(きょうわちょう),岩内町(いわないちょう),泊村(とまりむら),神恵内村(かもえないむら),仁木町(にきちょう),小平町(おびらちょう)

松前神楽

松前神楽は,採物(とりもの)舞(まい),巫女(みこ)舞(まい),湯(ゆ)立(たて)神事(しんじ),獅子舞を揃って伝承する稀有な神楽である。神職による神楽には伝承例の少ない「千歳(せんざい)」「翁(おきな)」「三番叟(さんばそう)」を伝える点にも特色がある。また,演目や芸態等に東北地方の諸神楽との関連もうかがわせる。
松前神楽は,北海道南部で神職が中心となって伝承され、直面(ひためん)の採物舞をはじめ,巫女舞,湯立神事,獅子舞,さらに仮面の翁舞等,多彩な演目を伝え,太鼓や龍(りゅう)笛(てき),手(て)平(びら)鉦(がね)の演奏にのせ,一間(いっけん)四方を舞の場として演じられる。松前神楽の起源は明らかではないが,延宝2年(1674)に初めて福山城内で湯立神楽が行われたとの記録があり,また,松前藩主が寄進した獅子頭も現存する。このように松前神楽は松前藩との深い関わりのもとで行われていたが,現在では,渡島(おしま)地方を中心に,檜山(ひやま)地方や後志(しりべし)地方,さらに留萌(るもい)地方の小平町にも伝承され,各地の約120に及ぶ神社の例祭や新年祭,船魂祭等において神社拝殿で演じられるほか,厄除け祈願や新築祝い等の依頼に応じて個人宅でも行われる。また,新年の門(かど)祓(ばら)いとして地区の家々を巡って獅子を舞わすこともある。

国指定文化財(重要文化財)旧相馬家住宅 土蔵北海道函館市元町33番地1

旧相馬家住宅 土蔵

 旧相馬家住宅は,函館屈指の実業家である相馬哲平が明治末期に建てた住宅で,函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区内の,函館湾を望む高台に所在する。
 主屋は,内外とも和風意匠を基調とし,港を望む主座敷は,良材を駆使し,雄大な座敷飾を備えた上質な意匠の書院である。また玄関脇に設けた応接室は,外部を下見板張として窓枠などを植物紋様の彫刻で彩り,内部も天井の中心飾りやモールディングなど,繊細かつ上質な洋風意匠でまとめている。和洋の文化が調和する近代の函館における,意匠優秀な住宅として高い価値を有している。

国指定文化財(重要文化財)旧相馬家住宅 主屋北海道函館市元町33番地1

旧相馬家住宅 主屋

 旧相馬家住宅は,函館屈指の実業家である相馬哲平が明治末期に建てた住宅で,函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区内の,函館湾を望む高台に所在する。
 主屋は,内外とも和風意匠を基調とし,港を望む主座敷は,良材を駆使し,雄大な座敷飾を備えた上質な意匠の書院である。また玄関脇に設けた応接室は,外部を下見板張として窓枠などを植物紋様の彫刻で彩り,内部も天井の中心飾りやモールディングなど,繊細かつ上質な洋風意匠でまとめている。和洋の文化が調和する近代の函館における,意匠優秀な住宅として高い価値を有している。