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北海道・小樽市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))グリル銀鱗荘(旧北海道水産記念館)北海道小樽市桜一丁目1-2他

グリル銀鱗荘(旧北海道水産記念館)

銀鱗荘旧本館の西側に北面して建つ。鰊の一時保管に用いた「廊下」を移築し、水産記念館として改装したもの。木造二階建、寄棟造妻入で、外装漆喰塗とし四周の窓を虫籠窓風とする外観と太い軸部が重厚。本館と共に北海道水産業の繁栄を物語る記念碑的な建物。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))銀鱗荘旧本館(旧猪俣家住宅)北海道小樽市桜一丁目1-2他

銀鱗荘旧本館(旧猪俣家住宅)

石狩湾を望む丘陵の一角に建つ。開道70年を機に移築した旧鰊漁家と、サンルーム等を備えた地階付平屋の増築部よりなる。移築部は木造二階建、平入、望楼付で、内部に二間半の神棚を祀る六間取り広間を設ける。豪壮な漁家建築を核とする近代の旅館施設。

国指定文化財(重要文化財)旧三井銀行小樽支店 本館北海道小樽市色内1丁目97番地

旧三井銀行小樽支店 本館

小樽の銀行街であった色内(いろない)地区に位置。三井銀行は小樽にいち早く店舗を設置し、小樽が金融集積地となる契機をつくるなど、歴史的に重要な役割を果たした。昭和2年建築の現建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造の地方における早い例で、金庫室や保護預庫(貸金庫)に鋼板を貼った防火防犯対策や、暖房などの設備機器も充実させる。半円アーチと、ルスチカの荒々しい仕上げの石張は、イタリアルネッサンス期のパラッツオの形式を復興したもので、当時欧米で潮流したスタイルを洗練された意匠で取り入れる。実施図面などの建築設計図書がよく残っていることも貴重である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧青山家別邸板塀北海道小樽市祝津3-63

旧青山家別邸板塀

敷地東面に建ち、境界から2m下がった門柱へ南北両塀ともに折れ曲がり、北はさらに主屋へ延びる。総延長73m。二段の布基礎に土台をのせ、方柱を建て、壁は下見板張とする。上部に腕木を出し、疎垂木を配り、桟瓦を葺く。静閑な佇まいの屋敷構えを構成する。