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北海道・帯広市

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))北海道八千代A遺跡出土品北海道帯広市緑ヶ丘2番地

北海道八千代A遺跡出土品

縄文時代早期の集落跡から出土した、多数の縄文土器と石器で構成される。土器は暁式土器と呼ばれ平底で、底部に帆立貝の圧痕がつく。石器は石刃技法にわよる石刃や、石鏃、擦切技法で作られた磨製石斧などを含む。北海道における、縄文文化の定着期の資料として貴重である。

国指定文化財(重要文化財)旧双葉幼稚園園舎北海道帯広市東四条南一〇丁目9番地

旧双葉幼稚園園舎

旧双葉幼稚園園舎は,大正11年に,当時の保育者臼田梅の考案をもとに建てられたとされる木造園舎である。正方形平面の園舎の中央に八角形平面の遊戯室を置き,その四方に保育室を接続する。遊戯室は,周囲に高窓を設けた天井の高い吹き抜け空間とし,ドーム屋根をのせる。
 旧双葉幼稚園園舎は,近代における幼稚園園舎の基本計画のひとつである遊戯室中心の平面をもち,大正期に建てられた園舎として希少である。またその外観は,球形,四角形,三角形などの基本図形を用いた明快かつ独創的な意匠でまとめており,わが国における幼稚園建築の発展を理解する上で,高い価値を有している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))宮本商産旧本社ビル北海道帯広市西二条南五丁目1他

宮本商産旧本社ビル

駅前通りの角地に建つ木造二階建の社屋。東正面は煉瓦タイル貼とし、二層分の柱形を配して花崗岩の帯を廻らす。壁頂にコーニスとデンティルを廻らし、正面中央にペディメントを飾るなど、重厚な趣を見せる。戦前の帯広の繁栄を伝える良質な事務所建築。