旧幌加駅は昭和一四年の旧国鉄士幌線延伸時に設けられた駅で、山間の平坦地に位置する。プラットホームは延長六一メートル、幅二・三メートル、高さ〇・八メートル規模のコンクリート造で、両端を斜路とする。往時の賑わいを伝える鉄道遺構である。

昭和三〇年の旧国鉄士幌線付け替えに伴い、糠平湖に注ぐ三の沢に架設されたコンクリート造三連アーチ橋。橋長五〇メートルで、河川横断部の一五メートルアーチ、前後の一〇メートルアーチからなる。左右対称にアーチを連ね、湖畔の景観に寄与している。

昭和三〇年の旧国鉄士幌線付け替えに伴い、糠平湖に注ぐ糠平川河口に架設されたコンクリート造四連アーチ橋。橋長七四メートルの弓なり平面で、一五メートルアーチ三連、一〇メートルアーチ一連からなる。長大アーチを連ねる構造で、雄大な景観を形成している。

第六音更川橋梁の南方約２０ｋｍに位置する。大雪山山麓の凍土に建設された。曲線平面を有す延長１６５ｍ，単線仕様のコンクリート造隧道で，山腹の傾斜面形状に合わせて坑門前面に三分の法勾配をつけ，線路に対して斜めに構える平面とした特異な形態をもつ。