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群馬県・前橋市

国指定文化財(重要文化財)塩原家住宅 稲荷社群馬県前橋市田口町472番地1

塩原家住宅 稲荷社

塩原家住宅は,前橋市の北西部,利根川左岸に所在する蚕種(蚕の卵)を製造した農家である。明治時代に製糸業が盛んになると,蚕種の需要も急増し,大正元年に三階建ての主屋を新築した。換気を重視する飼育法のために,大棟全長におよぶ越屋根をあげた総櫓とする。一階は居住専用とし,二階で蚕の幼虫を,三階で成虫を飼育した。窓上,窓下にも換気口を設け, 通気を細やかに調整する。敷地内には,近世に遡る裏蔵,明治末期の稲荷社がある。また,敷地内には戦後の事業拡張期に整備された蚕種製造施設も残る。
塩原家住宅の主屋は三階建てで,各階の用途を明確に使い分ける特徴がある。明治時代に様々に工夫された蚕種製造農家の発展を示し,高い価値を有している。

国指定文化財(重要文化財)塩原家住宅 裏蔵群馬県前橋市田口町472番地1

塩原家住宅 裏蔵

塩原家住宅は,前橋市の北西部,利根川左岸に所在する蚕種(蚕の卵)を製造した農家である。明治時代に製糸業が盛んになると,蚕種の需要も急増し,大正元年に三階建ての主屋を新築した。換気を重視する飼育法のために,大棟全長におよぶ越屋根をあげた総櫓とする。一階は居住専用とし,二階で蚕の幼虫を,三階で成虫を飼育した。窓上,窓下にも換気口を設け, 通気を細やかに調整する。敷地内には,近世に遡る裏蔵,明治末期の稲荷社がある。また,敷地内には戦後の事業拡張期に整備された蚕種製造施設も残る。
塩原家住宅の主屋は三階建てで,各階の用途を明確に使い分ける特徴がある。明治時代に様々に工夫された蚕種製造農家の発展を示し,高い価値を有している。

国指定文化財(重要文化財)塩原家住宅 主屋群馬県前橋市田口町472番地1

塩原家住宅 主屋

塩原家住宅は,前橋市の北西部,利根川左岸に所在する蚕種(蚕の卵)を製造した農家である。明治時代に製糸業が盛んになると,蚕種の需要も急増し,大正元年に三階建ての主屋を新築した。換気を重視する飼育法のために,大棟全長におよぶ越屋根をあげた総櫓とする。一階は居住専用とし,二階で蚕の幼虫を,三階で成虫を飼育した。窓上,窓下にも換気口を設け, 通気を細やかに調整する。敷地内には,近世に遡る裏蔵,明治末期の稲荷社がある。また,敷地内には戦後の事業拡張期に整備された蚕種製造施設も残る。
塩原家住宅の主屋は三階建てで,各階の用途を明確に使い分ける特徴がある。明治時代に様々に工夫された蚕種製造農家の発展を示し,高い価値を有している。

国指定文化財(重要文化財)臨江閣 茶室群馬県前橋市大手町三丁目1番2

臨江閣 茶室

臨江閣は,旧前橋城の一角の景勝地に所在する。本館と茶室は明治17年に賓客の接待施設として,別館は同43年に連合共進会の貴賓館として建てられ,いずれも内外ともに簡明な和風の意匠でまとめられている。本館内部は,上下階と奥座敷部の各所に座敷を設け,能舞台の設えをもち,庭に茶室を併設するなど,明治前期における貴顕接待施設の様相を示す。別館は大規模な2階建で,内部は,大人数や多目的での利用を想定して座敷,洋間,180畳の大広間を設け,大空間を実現するために床組を鋼材で補強するなど,近代的な構造手法を併用する。資料等により建設背景も明らかで,明治期の地方における迎賓施設の展開を理解する上で高い価値を有している。