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群馬県・吾妻郡中之条町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧太子駅ホッパー棟群馬県吾妻郡中之条町大字太子字花園240-3

旧太子駅ホッパー棟

鉱山資源を鉄道に積載するために建築されたホッパー棟。閉山時に二階と三階部分は解体されたが、延長九六メートルの柱と梁からなる構造物が軌道沿いに現在も残る。太平洋戦争末期に突貫工事で完成された旧群馬鉄山に関連する唯一の建築遺構として貴重。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地群馬県吾妻郡中之条町

六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地

元山川の源流部に位置し,かつて鉄鉱石を採掘していた群馬鉄山の鉱山跡で,現在はチャツボミゴケ公園として整備された自然公園の中に位置する。
鉱泉の湧き出し口から約400mの範囲では,鉱泉の湧出によって,水質はph2.6~2.9と強酸性を示す。水温は19.6~29.5℃で周囲の気温が氷点下になる冬季においてもほとんど低下せず,年間を通じて高水温が維持されている。また,硫酸イオンや塩化物イオンの他に鉄などの金属イオンの濃度が高い。この環境を好んで生息するチャツボミゴケと鉄バクテリアの生物活動の副産物として,鉄鉱が生成されている。崖部の鉄鉱に含まれる炭化物の年代測定値は1万数千年以上前であり,その鉄鉱にチャツボミゴケの化石やバクテリアの痕跡が見られることから,同様の作用が長期に渡って継続してきたと考えられる。
本地域は鉄鉱生成の歴史とその仕組みを観察できる貴重な場所であることから,湧水や微生物を含む河床とチャツボミゴケ群落,そして鉄鉱石の分布域を天然記念物に指定する。

国指定文化財(重要伝統的建造物群保存地区)中之条町六合赤岩群馬県吾妻郡中之条町

中之条町六合赤岩

保存地区は、白砂川の河岸段丘上に形成された集落であり、近代養蚕技術の移入によって発展した集落です。養蚕の作業場も兼ねる2階あるいは3階建の主屋や農耕地など、山村・養蚕集落として特徴的な町並みを今に伝えています。

国指定文化財(重要文化財)富沢家住宅(群馬県吾妻郡中之条町)群馬県吾妻郡中之条町大字大道1274番地

富沢家住宅(群馬県吾妻郡中之条町)

前記の黒澤家が板葺の養蚕農家であるのに対し、これは草葺の代表であって、二階の採光のたの前面の屋根を切り上げた外観は美しい。
内部には広い土間があり、昔は数頭の馬が飼われていた。