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埼玉県・熊谷市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))歓喜院平和の塔埼玉県熊谷市妻沼1511

歓喜院平和の塔

境内北方の小高い場所に建つ。戦没者の供養と世界恒久平和を祈願して建てられた。総欅造の木造多宝塔で、下層組物は出組とし軒は二軒繁垂木、上層は三手先、軒は二軒扇垂木とする。蟇股など細部に復古的な特徴が見られる、第二次大戦後の記念碑的多宝塔の好例。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))歓喜院水屋埼玉県熊谷市妻沼1511

歓喜院水屋

仁王門の正面南寄りに建つ。桁行一間梁間一間、切妻造桟瓦葺で、柱を内転びとし、中央に石製の水盤を据える。軒廻りは出組で太い虹梁を支え、虹梁、大ぶりの蟇股、支輪に様々な彫刻を施すなど規模に比して豪奢で重厚な印象を与える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))歓喜院仁王門埼玉県熊谷市妻沼1511

歓喜院仁王門

参道の奥、聖天堂の正面に建つ五間三戸の大規模な門で、左右に仁王像を安置する。屋根は入母屋造瓦棒銅板葺である。丸柱上の頭貫木鼻と台輪は隅、平ともに突出させ、出組組物で軒を支え、中備に蟇股を据える。中央間虹梁には花鳥の精緻な彫刻を飾る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))歓喜院天満社埼玉県熊谷市妻沼1511

歓喜院天満社

聖天堂背面三社のうち南寄りに建つ。一間社流造、素木造、銅板葺の小社で、庇は浜縁、浜床に木階五級を設け、四周の高欄は繰型付の板持送で支持する。軒廻りの虹梁の形、各部の彫刻など、三宝荒神社とほぼ同じ形で、境内の形成過程を知ることができる。